英語はラテン語 2009 10 11

 英単語は、覚えにくくありませんか。
たとえば、「island」という単語は、
なぜ「s」が入るのか、不要ではないかと思うでしょう。
おそらく英語の先生に聞いても、「気合で覚えろ」と言われるだけでしょう。
この辺から、学校では、英語が嫌いになってくるでしょう。
 もしかすると、理数系が得意な人ほど、英語が嫌いかもしれません。
英語というものは、理屈抜きで覚える必要があるからです。
 ところで、漢字も、覚えにくくありませんか。
鯖、鰯、鰆、鯵、鮪・・・・・。
しかし、日本人ならば、このような漢字には、
全部、「魚」がつくので、覚えやすいかもしれません。
 書名 英単語に強くなる
 著者 林 信孝  岩波ジュニア新書
この本は、ジュニア新書となっていますが、
中身は、本格的なものとなっています。
 英語の語彙を増やすには、語源を知る必要があると、
よく言われますが、この本では、
「英語は、ラテン語の基本的な単語に接頭辞や接尾辞を組み合わせ、
抽象概念を示す単語やその派生語を産み出して、
語彙を豊かなものにしています」とあります。
 それから、「1500年頃からイギリスはルネサンスの時代になりました。
ギリシャ・ラテンの文化がもてはやされ、
ラテン語がどんどん取り入れられました。
中には、islandのように英語の本来語では、もともとsはなかったのに、
ラテン語のinsula「島」と関係あると誤解され、
sがむりやり挿入されたという例もあります」と書いてあります。
 「へんとつくり」で覚える英単語。
なんだか、漢字の勉強のようになりますが、その方が楽でしょう。
「proceed」は、「pro」と「ceed」に分解します。
「ceed」は、ラテン語の「進む」という意味の動詞から来ています。
「pro」は、「前へ」という接頭辞ですから、
「proceed」は、「前進する」という意味になります。















































トップページへ戻る